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停泊続くクルーズ船 船内でも接触断たれ戸惑いも

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停泊続くクルーズ船 船内でも接触断たれ戸惑いも

2020/02/
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7 公開
新型コロナウイルスで横浜港に停泊しているクルーズ船から新たに41人の感染が確認されました。

 ダイヤモンド・プリンセス号の屋上デッキ。体操する人やランニングをする人の姿もあります。一方、そのころ、地上では白い防護服に身を包んだ人々が船の前で列を成していました。6日までに乗客20人の感染者が分かっていましたが、7日に新たに41人が新型コロナウイルスの陽性だったことが判明。乗客の感染は合わせて61人に上り、そのうち28人が日本人です。
 60代乗客:「(Q.41人、感染者が増えたが)急激にこれだけ増えると周りで日本人も結構、多いので、かなり接近した状態で今までいたりしていますから、接触しているかもしれない。その点は不安。知り合いが『搬送になるので』と(連絡してきた)」
 今回、分かった感染者は船から下ろされ、東京、神奈川、埼玉、千葉、静岡の医療機関に搬送されていきました。また、7日から自衛隊が感染者の搬出などの支援にあたっています。
 加藤厚労大臣:「(船の)閉ざされた空間で長い期間、一緒にいた。接触が相当、繰り返された結果、これだけ増えたのだろう。最初の20人を調査した段階では(感染した香港の方と)濃厚接触者で陽性になった方もいた。そこから先にどう広がったのかについて、現段階でこうだと申し上げる状況にはない」
 着岸されて必要なものは足りていると思われがちですが、実はそうではないようです。ダイヤモンド・プリンセス号のデッキから「くすりふそく」と書かれた日本の国旗を掲げている人がいます。ちょうど同じころ、船内ではアナウンスが流れていました。
 アナウンス:「厚生労働省の指示のもと、皆さまには本日よりマスクと合わせてゴム手袋もお配りしています。さらに、本日は各客室に体温計もお配りすることができます」
 残された乗客乗員約3600人に対し、体温が37度5分を超えた場合、直ちに申し出るよう要請していました。朝食を配膳する様子は。
 乗客:「食事なんかも渡したら『はい(ドア)閉めて』みたいな感じです」「(Q.他の人との接触は?)全く(ない)。電話はいいと船の中で電話のやり取りはできる」
 毎日、船内から情報を発信しているイギリス人のデビッド・アベルさん(73)。6日までと違い、7日はマスクをしていました。
 船内にいるイギリス人、デビッド・アベルさん:「今、すごく戸惑っていることがあって、実はクルーズ中、一緒に食事していたイギリス人の一人に陽性反応が出たんだ」
 中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染拡大を受けて湖北省に住む日本人と中国籍の配偶者など198人を乗せたチャーター便が東京に到着しました。そのうち51人は6歳以下の子どもだということです。関係者によりますと、このチャーター機、第4便に乗っている人の中に体調不良を訴えている人が4人いましたが、年齢や性別、症状など詳しいことは分かっていません。空港では白い防護服姿の人もいました。帰国した人たちは詳しい検査を受け、埼玉県内の施設に滞在するということです。
 一方、横浜港で停泊している大型クルーズ船では今も3600人余りが隔離されています。
 アナウンス:「皆さまより依頼を頂きました医薬品の供給ですが、入手できるものに関しては配給が終わりました」
 「くすりふそく」のメッセージはより深刻なものに。これまでに61人もの感染者を出した当時の船内の状況について、現在、医療機関で入院中の乗客はこう話しています。
 感染し入院中の乗客(親族によると):「寄港した香港から大勢の中国人団体客が乗ってきました。ビュッフェの食事の際、たまたま自分たちの後ろのテーブルに中国の団体客がいて、複数人、せきをしていました。不安に思いましたが、食事をする時にマスクを取らなければ食べられないので、マスクを外した」
 この感染者はその後に熱が出て検査の結果、新型コロナウイルスの陽性と診断されていました。





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