工夫凝らして営業再開へ 新型コロナ感染拡大「緊急事態宣言」延長
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2020/05/05 公開 新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと発令された緊急事態宣言の期限が、全都道府県で5月末まで延長されることになった。「もう限界」「立ち行かない」。これまでも休業や営業時間の短縮を余儀なくされてきた観光地や繁華街の店舗からは、悲痛な声が漏れる。 工夫を凝らして営業再開を目指す店もある。 1カ月近く休業を続けている東京・銀座の鳥料理店「銀座 神籬(ひもろぎ)」は7日から昼のランチに限って営業を再開する予定。店内は席数を減らし、カウンター席は持ち運び可能な透明のアクリル板で仕切るなどして、密集しないよう工夫する。 4日、店内では再開に向けた準備が慌ただしく進められていた。店長の石橋裕さん(48)は「大家さんの厚意で賃料は減額してもらったが、それでも人件費を含めて固定費は出ていく。『ランチを食べられるところが少ない』という声が多かったし、『働きたい』という従業員も多かった」と話す。 ランチだけでは元の売り上げには遠く及ばないため、これまでしていなかった持ち帰りや、保健所の許可を得て弁当を売り歩く移動販売も始める。「危機の時こそ笑顔で、生き残るためには挑戦していくしかない」。石橋さんはこう力を込めた。 東京・銀座の料理店「銀座 神籬」は7日からランチ営業のみ営業再開する。 |
2020-05-06 14:31
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