新型肺炎 団体旅行中止きょうから・・・全国各地に影響

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新型肺炎　団体旅行中止きょうから・・・全国各地に影響

2020/01/27 公開 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中国政府は27日から海外への団体旅行を中止しました。大口客のキャンセルで日本の観光産業には大きな影響が出ています。 　聞こえてくるのは不安の声。26日、国内4人目の新型コロナウイルスによる肺炎の感染者が確認された愛知県。県の健康対策課には開始1時間で約40件の相談電話がひっきりなしに掛かってきていました。 　死者81人、感染者数2800人を超え、今なお世界中で拡大を続ける新型肺炎。感染拡大を防ごうと水際での対策が厳しさを増しています。 　上海からのクルーズ客：「（Q.検査は厳しかった？）厳しかったです。普段の東京・羽田の時より5倍くらいの質問がきたんですよ」「毎回（船内の）レストランに入る前に絶対、体温を測って消毒して」 　各地で不安が高まるなか、27日の予算委員会では・・・。 　安倍総理大臣：「新型コロナウイルスに関する感染症を感染症法上の指定感染症等にあすの閣議で指定する方針であります」 　指定感染症となれば患者の強制入院など法的措置を取ることができるようになります。また、武漢市の日本人について「希望者全員を速やかに帰国させる」と表明。早ければ、28日にもチャーター機などで実施する予定です。 　一方、中国政府は27日から日本を含めた海外への団体旅行を中止。これにより、日本国内ではまた別の不安も聞かれ始めています。それは、中国人観光客の減少を危ぶむ声。 　中部空港近くのホテル：「だいたい1200人から1300人、室数にすると250室から300室近くのキャンセルを頂いております。（金額で）約700万程度（の損失）」 　観光バスの運転手：「29日からインバウンド（訪日外国人旅行）というか、そういうお客さんはなしです。皆、キャンセル」 　日本国内の観光産業にとって影響が広がっています。