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病室でフィルム越しに訴えた男性 新型コロナ患者受け入れる川崎市立多摩病院をルポ

 Uploaded by 朝日新聞社 2020/05/02

病室でフィルム越しに訴えた男性
新型コロナ患者受け入れる川崎市立多摩病院をルポ


新型コロナウイルスの感染が広がるなか、高齢の軽症患者や肺炎が進み酸素吸入が必要になった「中等症」の患者に対応する川崎市の市立多摩病院に4月24日、記者が取材に入った。入院中の患者2が病室で、透明なフィルム越しに取材に応じた。
  市立多摩病院では4月に入り、呼吸器内科の病棟だった5階の東半分が新型コロナの患者専用に改装された。「患者さんのもとへ、すぐ行けないのがもどかしい」。50代の看護師長はそう話した。患者が入院している部屋に入る前には、手袋とガウンを二重に装着し、隙間があかないように袖口はテープでふさぐ。マスク、頭髪を覆うカバー……。一つ一つ、補助のスタッフと一緒に確認しながら身につけるため、時間がかかる。
 だからこそ、1回1回の入室の時間は貴重だ。集中してできるかぎりの仕事量をこなそうとすると、1時間以上入りっぱなしの状態になる。
 装備を外すときも、ウイルスが体に触れないように気を配らねばならない。男性医師がすべての防具を5分以上かけて外し、ゴミ箱に入れてから出てきた。「最近、手袋のまま無意識にめがねを触ることがあった。慣れは怖い」     ◇
 今回の取材は、新型コロナウイルスの流行が広がるなか、医療現場がおかれている現状を伝えたいという思いから病院側に依頼し、実現しました。取材の際は、病院の指示に従い、感染への予防策をとったうえで、感染の危険性の高い場所には立ち入らないなど注意を払いました。患者さんのプライバシーにも最大限の配慮をし、インタビューは了承を得たうえで、病室に設置されている透明のフィルム越しに行いました。 https://www.asahi.com/articles/ASN524...





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