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サンファンバウテスタ号が解体へ 石巻復興のシンボル

 Uploaded by SankeiNews 2020/03/22

サンファンバウテスタ号が解体へ 石巻復興のシンボル

復元船サン・ファン・バウティスタ号が宮城県石巻市の県慶長使節船ミュージアム「サン・ファン館﹂のドックに浮かぶ。全長55m、高さ48m、重さ500トンで木造洋式帆船では国内最大級という。 慶長18(1613)年、仙台藩主・伊達政宗の命を受けた慶長遣欧使節団が石巻を出航。日本の船としては初めて太平洋を2往復した。復元船はその偉業をたたえ、平成5年に建造された。 平成23年の東日本大震災で船は8mの大津波に襲われ、さらに翌月の台風並みの強風でマストが倒壊した。1年半後に船の修復が完了し、同館が再開すると﹁石巻復興のシンボル﹂として市民らを元気づけてきた。 しかし、木造船ゆえ避けられない腐食や専門的な技術者の不足、維持費用の高騰などを理由に震災10年の令和3年3月で一般公開を取りやめ、解体する。後継船は強化プラスチック製で4分の1ほどの大きさに姿を変える計画だが、日程やデザインは決まっていない。 フェリーの機関士を引退後、この船の維持管理に携わる船舶業務員の相沢孝行さん(73)は「貴重な資料として後世に残したい気持ちはあるが、現実を考えると厳しい」と、カビが目立つという船底付近の換気作業を続けた。 (写真報道局 桐山弘太)





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