武漢に臨時病院を設置 あまりの患者密度に不安の声

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武漢に臨時病院を設置　あまりの患者密度に不安の声

2020/02/08 公開 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が続く中国・武漢では、体育館などに症状が軽い患者を受け入れる臨時の病院が設置されましたが、あまりの患者の密度に不安の声が上がっています。 　武漢の体育館などに設置された臨時病院の内部映像です。新型コロナウイルスによる肺炎の患者が撮影したとみられる映像には、ぎっしりと並べられたベッドに多くの患者が横たわっていて、防護服を着た医療関係者が慌ただしく動き回っています。撮影した女性は「私より病状が重い患者もいるが、隔離されていない、怖い、薬もなく、注射もされない、助けてほしい」と訴えました。感染が拡大する武漢では患者を受け入れるベッドが足りず、体育館などに症状の軽い患者を受け入れる臨時の病院が設置されました。政府の衛生当局は「約2000人の医療関係者を配置し、患者に有効な治療をする」としていますが、患者には不安の声が広がっています。湖北省のこの肺炎による死者は699人に増え、感染者は2万4953人でそのうち4188人が重症、1007人が危険な状態です。