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災害時に東・西日本の電気融通倍増へ 岐阜に巨大変換所

 Uploaded by 朝日新聞社 災害時に東・西日本の電気融通倍増へ 岐阜に巨大変換所 (2019/12/25)

災害時に東・西日本の電気融通倍増へ 岐阜に巨大変換所

中部電力が岐阜県高山市の山あいに、巨大地震などの災害時に東日本と西日本で電気を融通させる大規模施設を急ピッチで建設している。東西で電力の周波数が異なり、東日本大震災では電気を融通できなかった教訓を生かそうと、電力9社(沖縄電力除く)がタッグを組んだ。2021年3月の運転開始をめざす飛驒変換所は、高山市の国有林を整地した約6万平方メートルに建設が進む。500トンを超える変圧器のほか、心臓部となる高さ約8メートルの「サイリスタバルブ」と呼ばれる交直変換装置などが並ぶ。
 電力の周波数は、東日本(50ヘルツ)と西日本(60ヘルツ)で異なる。東日本大震災では、電力を融通できる容量が少なく、首都圏などで計画停電を招いた。
 周波数を統一するには膨大な費用と時間がかかるため、電力9社は、容量を増やそうと周波数を変換する施設の新設を決定。東西の境にあり、西日本への送電ができることから高山市の山中が候補になった。15年10月から工事が始まり、総工費は約1400億円を見込む。





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