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日本酒×音楽、酒店で心躍る出会い 「安岡酒店BLUES」で地酒と音楽を楽しむイベント

 Uploaded by 朝日新聞社 日本酒×音楽、酒店で心躍る出会い 「安岡酒店BLUES」で地酒と音楽を楽しむイベント (2019/10/25)

日本酒×音楽、酒店で心躍る出会い
「安岡酒店BLUES」で地酒と音楽を楽しむイベント


「安岡酒店BLUES」(高知県高知市九反田)の店主安岡博さんは閉店後、店内で一人晩酌を楽しむ。酒瓶を手に酒と一緒に並ぶ約2千枚のLPレコードから、いま聴きたい一枚をつまみ出す。
 この日は、「安芸虎 山田錦 純米酒」(精米歩合80%)を選んだ。合わせたのは、ブラインド・ウィリー・マクテルの「ラヴィング・トーキング・ブルース」。1930年ごろの弾き語りのブルースだ。「労働者階級の悲哀」を歌った切ない響きが、コメの力強さを感じさせる素朴な味わいの純米酒に絡む。「酒屋になって良かったと思う瞬間かな」
 大学卒業後、大手ビールメーカーを経て1916年創業の酒店を両親から引き継いだ。11年前、店の改装を機に、妻の律子さんと相談しながら日本酒専門店にした。今では県内すべての19蔵の酒を扱い、店内には約400本の日本酒と焼酎を常時そろえる。「お客さんと音楽の話をしたい」と、中学生のころから買いためたレコードやスピーカーなどのコレクションを店内に並べてみた。
 日本酒と洋楽の組み合わせは、予想以上の反響があった。通りすがりの客が音楽に誘われて店をのぞくようになり、あまり日本酒を飲まない若者らにも客層が広がった。年4回ほど音楽好きの客と地酒を楽しむイベントを店内で開いている。6月18日はポール・マッカートニーの誕生日に合わせて「ビートルズ」をテーマにした。「レディー・マドンナ」「ビコーズ」「ブラックバード」。客のリクエストを流しながら地酒を楽しんだ。律子さんも、ビートルズの曲をイメージした軽食を提供し盛り上げた。4月には文本酒造(四万十町)と協力し、音楽を聴きながら飲むためにオリジナルの日本酒「70年代フォークと純米酒」を開発した。泉谷しげるさんの「春夏秋冬」に合うのだそうだ。





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