「原発は今も禁句」分断の町、新設案に振り回され４０年

Uploaded by 朝日新聞社 「原発は今も禁句」分断の町、新設案に振り回され４０年 (2019/09/04)

「原発は今も禁句」分断の町、新設案に振り回され４０年

2019/09/04 公開 中国電力が原発建設を計画する山口県上関町の町長選が９月３日、告示された。計画浮上から４０年近く。賛成派と反対派が対立を深めてきた果てに、町長選は今回、異例の展開をたどった。町の人口は３千人弱まで減り、原発工事は３・１１後から中断したままだが、中国電は「全国唯一の新設計画、上関原発」を諦めていない。 　原発建設予定地の対岸、約４キロ西にある祝島では８２年以降、原則毎週の反対デモが計１３００回以上続く。