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停電・孤立化した冠水から1年 関西空港、対策進める

 Uploaded by 朝日新聞社 停電・孤立化した冠水から1年 関西空港、対策進める (2019/09/04)

停電・孤立化した冠水から1年 関西空港、対策進める
2019/09/04 公開
台風21号で関西空港が冠水してから9月4日で1年となった。当時、ターミナルでは停電が発生。連絡橋にタンカーが衝突して道路と鉄道が不通になり、利用客ら約8千人が丸1日以上孤立した。同様の事態を防ぐため、護岸のかさ上げなど、浸水や孤立化の対策が進んでいる。
 台風による高潮と高波で護岸を越えた海水は230万~270万立方メートル(京セラドーム大阪の約2杯分)。関空1期島のほぼ全域が冠水し、第1ターミナル地下の電源施設の一部が水につかった。
 現在、関空を運営する関西エアポートは電源施設を地上に移す工事を進める。今年の台風シーズンには間に合わないため、緊急対策で第1ターミナルの地下につながる通路に止水板(高さ1・5メートル)を設置した。
 第1滑走路の脇では、護岸のかさ上げ工事が続く。2022年度までに1期島の護岸(延長計約6キロ)を1・5~2・7メートル高くし、消波ブロックも設置する。関西エアは一連の対策に541億円を投じる予定で、半額を国が支援する。

 連絡橋への船舶の衝突を防ぐため、海上保安庁は、暴風になりそうな時に関空の周辺約5・5キロ以内の船の航行を制限する運用を始めた。台風10号が西日本に接近していた8月14日午後3時から初めて運用され、約40時間にわたって、第5管区海上保安本部が制限海域をレーダーや巡視船で警戒に当たった。





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