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日本科学未来館の企画展「マンモス展」のコラボメニュー「雪原カレー」 プロジェクションマッピング技術で錯覚

 Uploaded by 朝日新聞社 日本科学未来館の企画展「マンモス展」のコラボメニュー「雪原カレー」 プロジェクションマッピング技術で錯覚 (2019/09/01)

日本科学未来館の企画展「マンモス展」のコラボメニュー「雪原カレー」
プロジェクションマッピング技術で錯覚

日本科学未来館(東京都江東区)で開催中の「マンモス展」(11月4日まで)に合わせ、館内のレストランでは「雪原カレー」が提供されている。展覧会とのコラボメニューだが、VR(仮想現実)を活用した実験で売り上げに変化が起きた。
 東京大学の鳴海拓志准教授と同館は、メニューのサンプルケース内にあるカレーに、プロジェクションマッピング技術で細かな泡が瞬く映像を投影した。見た目ではカレーがグツグツと煮込まれているように錯覚する映像だ。実験期間中はカレーの注文が増加する結果になった。
 鳴海さんの別の実験では、エビ天を置いたテーブルに油鍋など天ぷら屋のカウンターの画像を投影。アンケートを取ってみると、映像なしで食べた時に比べておいしさや温かさ、香りをより強く感じたと答える人が多かった。
 「VRは視覚や聴覚へ訴求する分野で発展したが、臭覚や味覚にも影響することがこの10年ほどで分かってきた。舌での味覚以外でも様々な情報で味を感じていて、VRでおいしさの定義が変わるかもしれない」と鳴海さん。VRゴーグルをかけて画面上にチョコクッキーを表示し、チョコの香りを漂わせると、実際にはバタークッキーを食べているにもかかわらず8割の人が「チョコクッキーの味がする」と回答した。また、画面上のクッキーを実物よりも大きく表示すると、同じ量を食べても満腹感がより高まるという結果も出た。
(プロジェクションマッピングを活用した実験は既に終了)=東京大学 廣瀬・葛岡・鳴海研究室提供





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