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スマート農機 農園手助け ウメ、ミカンで実験

 Uploaded by 朝日新聞社 スマート農機 農園手助け ウメ、ミカンで実験 (2019/07/31)

スマート農機 農園手助け ウメ、ミカンで実験

和歌山県みなべ町の県うめ研究所で、リモコン操縦の自走式草刈り機やパワーアシストスーツなど「スマート農機」の操作実演があった。近くのウメやミカンの農園で実証実験を続け、農作業の負担軽減策を探る。
 いずれも傾斜面での手作業中心で省力化が遅れ、農家の高齢化も進む。「日本一の産地を維持していくにはICT(情報通信技術)を採り入れた『スマート農業』がキーポイントになる」と研究所の野畑昭弘所長。ウメ専作とミカンとの複合経営での実証が今春、農林水産省のプロジェクトに採択された。
 7月9日に実演された草刈り機や運搬機はガソリンエンジンと電動モーターの2種。運搬機とともに傾斜面にも対応できるタイプで、研究所の実演圃(ほ)場で実際に草を刈ってみせた。和歌山大の八木栄一名誉教授が開発した「パワーアシストスーツ」は、ウメやミカンの収穫を想定し、持ち上げや持ち下ろし、中腰での動作を助ける。補助力は10~15キロで、20キロの荷物を5~10キロの力で持ち上げられる。
 今後、これらの農機をみなべ町と上富田町の農家で実際に使い、ドローンでの農薬散布や水やりの自動化も実験する。ウメで15%、ミカンは23%の作業時間の削減を目指す。研究代表を務める大江孝明主任研究員は「既に市販されている機械なので、ウメやミカンに特化できるよう農家の要望をフィードバックしていきたい」と話した。





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