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猫200匹、共生へ捕獲大作戦 鶏ハムにマタタビをかけ

 Uploaded by 朝日新聞社 猫200匹、共生へ捕獲大作戦 鶏ハムにマタタビをかけ (2019/07/16)

猫200匹、共生へ捕獲大作戦
鶏ハムにマタタビをかけ

宮崎最大の歓楽街「ニシタチ」で7月8~10日、ボランティア団体が野良猫を捕獲して不妊・去勢手術を施す活動を展開した。宮崎市動物愛護センターで手術後に耳にVカットの印を入れ、それぞれ捕まえた場所で10日に放した。ニシタチには飼い主のいない猫が200匹以上いるとされる。地元の中央通商店街などは、猫を駆除するのでなく、増やさずに管理する取り組みを推進。実動部隊として、ボランティア団体「上野町猫食堂」を立ち上げている。
猫食堂代表の山本清美さんやメンバーの上野広美さんら計3人が8日、金属製の捕獲器に鶏肉を仕掛けた。「特製のチキンハムにマタタビをふりかけます」と山本さん。
 上野さんが飲食店やおしぼり業者から情報を集め、手術をしていない猫たちがいるエリアは特定してある。
 最初に探したのはオスのキジトラ。ビルの谷間に隠れていた。「まき餌」となる鶏肉を投げ与え、「おいで、おいで」。当初は警戒して遠巻きに見ていたが、においにつられてまき餌を口にし、徐々に捕獲器に近づいてくる。捕獲器の中のエサを食べる際に踏み板に体重をかけると、自動的に入り口が閉まる。
 メンバーたちは数メートル離れて様子をうかがう。上野さんが「基本的に空腹なんです。入りますよ」とささやくと、カシャンと金属音が響いた。閉じ込められたキジトラが右往左往している。タオルで捕獲器を覆い、興奮を静めた。



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