SSブログ

アートで生まれ変わる太古の風景 新潟県十日町市 清津峡渓谷トンネル

 Uploaded by SankeiNews アートで生まれ変わる太古の風景 新潟県十日町市 清津峡渓谷トンネル (2019/07/06)

アートで生まれ変わる太古の風景
新潟県十日町市 清津峡渓谷トンネル

ひんやりとした清津峡渓谷トンネル(新潟県十日町市)を歩くと、全長750mの突き当たりは異世界に迷い込んだような空間が広がっていた。断崖の渓谷が床に張られた水に映り込んで、上下が一つに見える。渓谷の見晴し所をアート作品に仕立てたという。
 清津峡は、日本三大峡谷の一つにも数えられるが、その美しさの反面、散策客には難所だった。
 古くは渓谷内に散策道が敷かれていた。しかし、雪崩や土砂崩れ、転落事故などが頻発。昭和63年には落石による死亡事故が起き、歩道は閉鎖された。
 国立公園でもある渓谷を安全に楽しめるようにと平成8年、歩行者用の観光トンネルが完成する。川に沿うように掘削し、4つの見晴し所を設置した。
 それでも近年、観光客数は激減した。トンネルを管理する市は、観光客を取り戻そうと昨春、3年おきに開く「大地の芸術祭」と連動するようにアートと融合してリニューアルした。昨年度は前年の3倍超の約18万3000人が訪れるなど反響は上々だという。
 アート空間を堪能した後は水鏡の端を渡って、開口部にたどり着く。すると、視界が一気に広がる。そこには太古の地球が作り出した岩壁と清流が織りなす雄大な自然の芸術が広がっていた。 (写真報道局 松本健吾)




nice!(0) 

nice! 0