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熊野に続く石畳 世界遺産15周年 三重県紀北町・尾鷲市 馬越峠

 Uploaded by SankeiNews 熊野に続く石畳 世界遺産15周年 三重県紀北町・尾鷲市 馬越峠 (2019/06/08)

熊野に続く石畳 世界遺産15周年
三重県紀北町・尾鷲市 馬越峠

熊野古道は来月、世界文化遺産に登録されて15周年を迎える。複数ある主要路のうち、伊勢路は伊勢神宮と熊野三山を結ぶ経路で、馬越峠(三重県紀北町、尾鷲市)は、ヒノキが林立しシダが鬱蒼と生えるなか、敷き詰められた石畳が続く。
 6年前の春、皇太子時代の天皇陛下も散策された。案内した尾鷲市の熊野古道語り部友の会、川口有三さんによると、陛下は石畳に感心された様子で、森林体系などについて質問されたという。
 川口さんは「同じ目線で接してくださる温かいお人柄に緊張が解けました」と振り返る。通常約3時間かかるルートを陛下は1時間半で歩かれた。川口さんがその健脚の秘訣を聞くと、「毎日ジョギングしています」と答えられたという。
 「陛下に『私のカメラで写真を撮りましょう』とおっしゃっていただきました。その写真は今も大切な宝物です」と川口さん。
 東紀州地域振興公社によると、伊勢路を訪れた観光客は平成26年は約42万人を超えたが、昨年は33万人だった。観光客数はここ数年、横ばい状態だ。
 世界遺産15周年を前に、地元では祝賀ムードが広がる。川口さんは「景観の保護も大切だが、過疎が進む地域なので多くの人が訪れる場所であってほしい」と話している。
(写真報道局 松本健吾)




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