SSブログ

ミュージシャンで社長の向谷実さん、鉄道事業との複線を疾走「音楽への衝動高まる」

 Uploaded by 朝日新聞社 ミュージシャンで社長の向谷実さん、鉄道事業との複線を疾走「音楽への衝動高まる」 (2019/03/16)

ミュージシャンで社長の向谷実さん、
鉄道事業との複線を疾走「音楽への衝動高まる」

バンド「カシオペア」の元キーボード奏者。最近はもう一つの顔が存在感を示す。運転訓練用の「シミュレーター」など鉄道関連事業を手がける「音楽館」の社長。
CG全盛だったシミュレーターの世界に、実写の映像で挑み、シェアを広げた。運転士、車掌が同時にそれぞれの目線で見た連携訓練も可能に。トンネル、踏切、列車のすれ違い……。「リアルさって、映像だけでなく、音が大事なポイントになるんです」
 日本最大の鉄道会社であるJR東日本が全ての乗務員区所での導入を進めており、会社は急成長中。この3年で従業員は15人から77人へ、会社の敷地も75坪から500坪へと拡大した。
 会社はカシオペア人気絶頂の85年に設立。スタジオ用機材のレンタルを手始めに、ミュージシャンとの複線人生がスタート。けがの功名があった。93年に、音と映像を楽しむCD―ROMでの音楽ビジネスに着手したが、高価格がネックで頓挫。「でも、この経験から音も映像もデータだと学んだ。それを生かそうと、ひらめいたのが鉄道シミュレーターです」。最初はパソコン用ゲームソフトを95年に発売。JR中央線を実際に運転するような感覚がマニアに大受け。東急電鉄の目に留まり、乗務員の訓練用への道が開いた。
 さらに発車・接近メロディー、車内BGMの作曲も。200曲ほどにのぼる。第1号は九州新幹線。旧知のJR九州の青柳俊彦・現社長から相談を受けると早速、翌日には音源を送り、そのまま採用。ひらめきと行動が伴う。




nice!(0) 

nice! 0