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船内にプロジェクションマッピング ペットも楽しめる 8年ぶり新船「きたかみ」就航 太平洋フェリー

 Uploaded by 朝日新聞社 船内にプロジェクションマッピング ペットも楽しめる 8年ぶり新船「きたかみ」就航 太平洋フェリー (2019/02/07)

船内にプロジェクションマッピング ペットも楽しめる
8年ぶり新船「きたかみ」就航 太平洋フェリー

太平洋フェリー(名古屋市)が8年ぶりに投入した新船「きたかみ」(1万3694トン)が1月25日から就航を始めた。めざしたのは「身近で気軽な船旅」。ペットと宿泊でき、遊び心のある船内演出もある。
 コンセプトは「スペース トラベル(宇宙旅行)」。目的地に向かって進む大海原を宇宙空間と重ねた。スイートルームは廃止し、代わりに10種類の客室と過去最多の189室の個室を設置。宇宙船のようにコンパクトながらも空間を有効活用しようと、上下のベッドをL字に組んだ部屋もある。船内の中央階段や通路、キッズルームでプロジェクションマッピングのショーも楽しめる。
 主な航路は、北海道・苫小牧―宮城・仙台間。志甫裕社長は「生活路線として年に複数回利用する人が多い。船旅に慣れているからこそ使いやすさを求めた」と狙いを語る。同社のフェリーとして初めてペットと泊まれる部屋も2室設け、船上で遊べる場所も用意した。
 先代のきたかみは1989年に就航し、約30年にわたり運航した。2011年の東日本大震災の際には仙台港から避難し、約10メートルの津波に遭遇したが無事だったという。新船も、先代にあやかって船体に同じ字体をあしらった。
 全長192・5メートル、幅27メートル、定員535人。毎年1〜2月には名古屋港発着も数便ある。名古屋から仙台までの運賃は、1人用個室のエコノミーシングルで1万800円(大人1人)




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