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豪雨で川の流れ変化 長良川鵜飼、中止は過去最多42日

 Uploaded by 朝日新聞社 豪雨で川の流れ変化 長良川鵜飼、中止は過去最多42日 (2018/10/17)

豪雨で川の流れ変化 長良川鵜飼、中止は過去最多42日

10月15日に閉幕した岐阜市の長良川鵜飼。平成最後となる今季は豪雨や台風にたびたび見舞われ、観覧船の運航中止が全157日中、過去最多の42日にのぼった。地元温泉街では宿泊のキャンセルも相次ぎ、来季に向けて立て直しを迫られる。
 これまで観覧船の中止が最も多かったのは、伊勢湾台風があった1959年の26日。今季はそれを16日も上回り、乗船者数も7万6330人と、統計を取り始めた65年以来、初めて10万人を割った。
 中止が多かった大きな要因は、度重なる豪雨で川の流れが変わったことだ。7月の西日本豪雨では観覧船乗り場に大量の土砂が流れ込んだ。土砂の量が多く、川の本流に続く航路が狭くなった。この影響で水流が速くなり、以前は運航できた水位でも危なくなったという。
 台風も重なり、水かさが増すたび土砂の堆積場所も変わった。市鵜飼観覧船事務所の林素生所長は「出水があるたび、川の状態を確認し、観覧船が出せるかどうか判断を繰り返した」と話す。
 鵜飼いは実施できたが観覧船を出せなかった日が、今季は15日あった。観覧船事務所を運営する岐阜市は来季に向け、土砂を取り除いて元の航路を造り直す復旧作業などを予定している。一方、観光関係者からは「観覧のスタイルを見直す時期かもしれない」との声も上がっている。京都の鴨川のように河原に川床を造って観覧してもらう案などがあるという。



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