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築地市場 83年の歴史に幕

Uploaded by SankeiNews 築地市場 83年の歴史に幕 (2018/10/06)

築地市場 83年の歴史に幕

世界最大級の魚市場を有する「日本の台所」として親しまれた築地市場(東京都中央区)が6日、営業最終日を迎え83年の歴史に幕を下ろした。都の中央卸売市場は11日に営業を開始する豊洲市場(江東区)に引き継がれる。
 この日も早朝から通常通りせりが行われ、威勢の良い声が飛び交った。築地の象徴となってきたマグロの最高値は438万5千円(青森・大間産、162.4キロ)だった。
 6日の取引は正午まで。都は休業日の7、8日に加え、9、10日を臨時休業日に設定し、豊洲への引っ越し期間に充てる。

 老朽化に伴う築地市場の再整備・移転は昭和40年代から約半世紀にわたる都政の懸案。都は平成13年に豊洲への市場移転を決定、舛添要一前知事時代の27年には当初の開場日を28年11月7日に決めたが、同年8月に就任した小池百合子知事が移転延期を表明した。
 その後、豊洲市場の建物地下に土壌汚染対策として行われるはずだった盛り土がされていない問題が発覚したほか、地下水から環境基準を超える有害物質が検出されたことから、小池氏を中心に築地再整備も含めた検討に着手。昨年6月に小池氏が豊洲移転・築地再開発を表明した。
 跡地は今月から解体作業に入り、2020年東京五輪・パラリンピック時には関係車両の輸送拠点になる。また、築地市場とともに観光名所になってきた至近の商店街「築地場外市場」は名称を変えずそのまま残る。



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