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「万葉時計」 最後の奉納 時計作家の平林隆さん

 Uploaded by 朝日新聞社 「万葉時計」 最後の奉納 時計作家の平林隆さん (2018/10/06)

「万葉時計」 最後の奉納 時計作家の平林隆さん

日本オリジナルの時計を作り続ける長野県諏訪市の時計作家、平林隆さんが万葉の和歌をモチーフにした「万葉時計」の最新作を制作、10月9日に島根県雲南市の神社に奉納する。
 今回モチーフにした和歌は、スサノオノミコトが詠んだと伝えられる「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣つくる その八重垣を」。駆動部を除いて平林さんの手作りで、制作に半年をかけた。表には彫金で「八雲立つ」のイメージをデザイン。裏面はスサノオの情熱性を表すピンクにし、駆動の一部が見えるようにした。
 特徴はカレンダー欄で、数字ではなく「八雲立つ」の和歌が毎日一文字ずつ現れるようにしている。外径は40ミリ、厚さ8・9ミリ。主な素材にプラチナと銀の合金を使い、一部に金の合金をあしらった。
 奉納先はスサノオがこの和歌を詠んだとされる雲南市須賀の須我神社。10月9日には平林さんが時計を持参して奉納式に臨む。平林さんが一貫して追求するのは日本オリジナルの意匠。百年後も使えるように、と駆動部は機械式自動巻きにしている。神社への奉納は4回目の今回で終了し、来年度からは市販品の販売に移る。価格は約550万円を予定している。



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