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100キロ背負い、四季の尾瀬を行く 歩荷の萩原雅人さん

 Uploaded by 朝日新聞社 100キロ背負い、四季の尾瀬を行く 歩荷の萩原雅人さん (2018/09/28)

100キロ背負い、四季の尾瀬を行く
歩荷の萩原雅人さん

広大な高層湿原やミズバショウとともに「尾瀬ならでは」と言えるのが、たくさんの荷物を背負って運ぶ「歩荷(ぼっか)」と呼ばれる人たちだ。
「重いし、肩が痛くなるので、自分のペースで焦らずに歩きます」
 歩荷の萩原雅人さんは両腕を前に組み、荷物を積む仕事道具「背負梯子」を背中に密着させて進む。身長168センチ、体重63キロの萩原さんが大きな荷物で、小さく見える。
 背負う段ボールやカゴは15個ほどで、積み上げた高さは約2メートル。中身はレタスやトマトといった生鮮食品や缶ビールで計100キロにもなる。
 歩く時は転ばないこと、無理をしないことが大事だという。心を無にして集中し、5~10分歩くと、肩がしびれる前にベンチや木道に座って一休みする。
 8月末のこの日はいつも通り、尾瀬の玄関口・鳩待峠まで車で荷物を運び、午前7時から歩き始めた。道のりは尾瀬ケ原の入り口にある山ノ鼻の至仏山荘までの約3・3キロ。石が敷かれた道や木道の下り道は前日の雨で滑りやすいが、スタスタと進んでいく。聞けば、踏む石はいつも同じだという。




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