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夫婦で作るスルメイカ干し、潮風に再び輝く 高知・大月町

 Uploaded by 朝日新聞社 夫婦で作るスルメイカ干し、潮風に再び輝く 高知・大月町 (2018/09/26)

夫婦で作るスルメイカ干し、潮風に再び輝く
高知・大月町

潮風を受けて白いスルメイカがゆらゆらと揺れている。高知県大月町の国道321号沿いで、夫婦が作る「スルメイカ干し」が静かな人気だ。今年に入り、高齢のために店を閉じた。だが常連客から夫婦の味を求める声が寄せられ、今春、再び店を開けた。
 二神明義さんと小夜子さんは20年以上もイカを干し続けてきた。小才角漁港近くにある約30平方メートルの干し場が夫婦の仕事場だ。足摺岬沖の太平洋などでとれたスルメイカに串を通し、形を整えて干し台にぶら下げる。1日4~5時間干す「ひいといぼし」と呼ばれる一日干しだ。
 多い日は1日200~400枚のイカを干す。夫婦のスルメイカを求めて、高知市はもちろん、九州や広島、岡山などから車で訪れる人が増えた。「太平洋からの潮風と太陽をいっぱい浴びたスルメイカは甘くておいしい」と二神さん。軽くあぶってしょうゆや七味を混ぜたマヨネーズを付けて食べるとおいしいという。酒のさかなにもぴったりだ。
 今年1月、高齢の夫婦は体力を考えて店を閉めた。だが、遠くから多くのファンがやって来た。「せっかく遠くから来たのに残念」「もう一度食べたい」という電話や手紙も寄せられた。夫婦は「ありがたい。もう一度、スルメイカを作ろう」と4月に再開した。




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