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「豊かな海を知ってほしい」 地元ダイバー、移設に危機感

 Uploaded by 朝日新聞社 「豊かな海を知ってほしい」 地元ダイバー、移設に危機感 (2018/09/11)

「豊かな海を知ってほしい」
地元ダイバー、移設に危機感

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先とされる名護市の東岸に位置する大浦湾には、貴重な生き物と自然環境が残る。
9月上旬、辺野古崎の対岸の安部崎に近い海に潜った。水深15mほどのところに、アオサンゴの群体が広がっていた。大浦湾のアオサンゴは、日本自然保護協会などの調査で、沖縄周辺の他の地域のものとは遺伝的に独立した系統と近年わかり、希少性が注目されている。
近くには、高さ5mほどのハマサンゴもあった。サンゴのすき間を縫うようにスズメダイやテングカワハギが泳ぎ回っていた。県によると、ジュゴンやアカウミガメなど絶滅危惧種262種を含む5800種以上の生物が生息する。最近も新種が見つかっている。
 研究者らは移設工事により、潮の流れが大きく変わったり、埋め立て用の土砂と一緒に外来種が入り込んだりして、生態系が大きく変わる可能性を指摘する。
 大浦湾の調査や撮影を続けてきたダイビングチーム「すなっくスナフキン」の西平伸さんは「人に知られることのないまま絶滅してしまう生き物がいるかもしれない」と話した。




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