ニコンイメージングジャパンが主催する「ニコンファンミーティング2018」が1日開幕。発表になったばかりのフルサイズミラーレスが一般にもお披露目とあって、会場のベルサール渋谷ファースト(東京・東渋谷)には午前10時の開場前から大勢のファンがつめかけた。
発表前から話題になっていたニコンのフルサイズミラーレス、「Z7」と「Z6」に直接触れて操作性などを確かめられるコーナーには長い列ができた。
「Z7」と「Z6」のフランジバック(マウント面から撮像素子までの距離)はミラーがないため16mmと短く、新たに設計した大口径マウントの内径は55mm。59年の歴史を誇るFマウント以外のマウントを採用したのは大口径、高解像なレンズの開発に主眼を置いたためという。
既存のFマウントレンズとの互換性を確保した「マウントアダプターFTZ」も用意され、「AI NIKKOR」以降のほとんどのAE撮影に対応している。
発売日は未定だが、大口径の「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」も展示されていた。開放F値0.95は、ニコンのカメラ用交換レンズ史上最も明るいが、まさにマウントとフランジバックの変更で可能となったものだ。
また会場ではFマウントの新製品「AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR」も展示。光の回折現象を利用して色収差を補正するPFレンズにより、500mmの超望遠レンズでありながら、手持ち撮影が可能な軽さをアピールするため、三脚に据えられずに置かれていた。
「ニコンファンミーティング2018」は全国7カ所で開催。