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貨物列車の迂回

 Uploaded by SankeiNews 貨物列車の迂回 (2018/08/30)

貨物列車の迂回

JR貨物とJR西日本は29日、西日本豪雨の影響で運休している貨物列車の山陰線などを利用した迂回運転を開始した。山陽線が被災により不通となっているための代替措置で、山陰線を使用しての迂回運転は阪神大震災が発生した平成7年以来23年ぶり。

西日本豪雨の影響で不通となっている山陽線を迂回するため、山陰線を利用した貨物列車の運転が開始された。米子駅に入る貨物列車=29日午前、鳥取県米子市(桐原正道撮影)
 山陰線での運行初日となった29日、米子駅(鳥取県米子市)で貨物列車の到着と出発の様子が報道陣に公開された。「がんばろう岡山がんばろう広島」と書かれたヘッドマークを付けた列車が到着すると、作業員が機関車の切り離しや点検作業を行った。JR貨物運輸部の原威史副部長(46)は、「少しでも輸送力を確保して使命を果たすとともに、1日でも早く全線復旧したい」と話した。

西日本豪雨の影響で不通となっている山陽線を迂回するため、山陰線を利用した貨物列車の運転が開始された。米子駅を出発する貨物列車=29日午前、鳥取県米子市(桐原正道撮影)
 JR西日本によると、不通となっている山陽線の広島県内の区間は、10月中に運転を再開する見通し。

 山陽線は九州と関西、関東方面をつなぐ貨物輸送の大動脈で、被災前は1日に約2万5千トンを輸送していた。今回運転を開始した貨物列車と、トラックや船舶による代行輸送によって、被災前の約20パーセントまで輸送力は回復した。

 迂回経路となった山陰線や山口線では近年、貨物列車の運行がなかったため、JRが貨物列車を運行する許認可を新たに取得し、運転士の訓練などを行っていた。




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