小学生が修行体験「お寺で一休さん」 六郷満山

Uploaded by 朝日新聞社 小学生が修行体験「お寺で一休さん」　六郷満山 (2018/08/27)

小学生が修行体験「お寺で一休さん」　六郷満山

夏休みの小学生が寺院の「修行」を１日体験する催しが８月２６日、大分県国東市国東町の曹洞宗泉福寺と天台宗文殊仙寺で開かれた。座禅で足がしびれたり、住職らが集中を促して右肩を軽く打つ警策の音にびっくりしたり。子どもたちの修行初体験は刺激に満ちていた。 　「お寺で一休さん！」と名付けた催しで、国東半島宇佐地域の六郷満山開山１３００年記念行事の一つ。７月の高山寺、８月２５日の富貴寺（ともに豊後高田市）に続き、この日は県内外から３０人以上が参加した。 　熱中症に備え、クーラーを効かせた泉福寺の座禅堂内。大分、福岡県行橋市の小学１～５年の１６人が白壁を向いて座った。最勝孝道（さいしょうこうどう）住職が座禅の意味を教え、一人ずつ姿勢を点検。警策で全員の肩を軽く打つサービスも。最初は静かにしていた子が「足が痛い」「たたいて骨折しないの？」とざわざわし始めた。文殊仙寺では、護摩行や座禅、３３０段の石段の掃除を１７人が体験した。