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ファッションでセネガルと日本つなぐ田賀朋子さん 岡山県倉敷市

 Uploaded by 朝日新聞社 ファッションでセネガルと日本つなぐ田賀朋子さん 岡山県倉敷市 (2018/08/05)

ファッションでセネガルと日本つなぐ田賀朋子さん
岡山県倉敷市

鮮やかな色使いと大胆な柄行きの布を使った洋服や小物が並ぶ。すべて西アフリカのセネガルで作られた商品だ。小物の材料は飲料水が入っていたビニール袋と端切れ。どちらも現地ではごみとして捨てられるはずだった。それが「jam tun(ジャム・タン)」ブランドのおしゃれなファッション小物となり、日本で女性たちの身を飾る。田賀朋子さんは青年海外協力隊の一員としてセネガルに2年間滞在した。かつて「世界で最も過酷な自動車ラリー」と呼ばれていたパリ・ダカールラリーのゴールだった首都ダカールは日本でも知られているが、派遣されたシンチューマレムはそこから約450キロ離れた農村。住民の生活改善などを任務として赴いた。
 帰国後は出身地である矢掛町に臨時職員として就職。観光案内の英訳や外国人来訪者の対応を担当する傍ら、セネガルに発注して輸入することにした。布の組み合わせは現地にお任せだが、日本向けにデザインを変えたり、鍋つかみなど製品の種類を増やしたり、品質管理も厳しくした。
 最初は町の朝市で販売していたが、次第に週末を中心に各地の催しなどに出店するように。仕事場も拡大し、見習いも置くようになった。ジャム・タンは現地のあいさつで「平和だけ」という意味。「支援というより、対等なビジネスとして息長く続けていきたい」




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