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「聖地」甲子園を空から見たら 昔は田園、いまオアシス

 Uploaded by 朝日新聞社 「聖地」甲子園を空から見たら 昔は田園、いまオアシス (2018/08/01)

「聖地」甲子園を空から見たら 昔は田園、いまオアシス

兵庫県西宮市にある阪神甲子園球場は完成当初から毎夏、朝日新聞の航空機による撮影が行われてきた。これらの写真には周辺の街並みの変わりようも記録されている。第100回全国高校野球選手権記念大会の開幕を前に「聖地のいま」をとらえた。
東に武庫川が流れ、北には六甲山地。上空から眺めた甲子園は都会のオアシスのようだった。ビルと住宅がぎっしり詰まった市街地が白っぽく見え、都市をつらぬく大動脈の阪神高速道路は灰色だった。その中で、芝の緑と土の色がひときわ目を引いた。
 甲子園球場が完成したのは大正デモクラシー期の1924年。ここは以前、枝川という武庫川の支流が流れていた。武庫川で水害が続いたため、兵庫県は枝川を閉め切ってできた約70万平方メートルの河川跡地を阪神電鉄に売却。堤防の補強工事の費用を捻出した。
 阪神電鉄は、スポーツ施設を核にした新興住宅地の開発を進めた。米国でニューヨーク・ジャイアンツの本拠地だったポログラウンドや、23年4月に完成して「世界一」と称されたヤンキースタジアムを参考に、当時、東洋最大の球場「甲子園」が建設された。完成直後の24年8月に開かれた第10回大会から満員が記録されたが、当時の空撮写真を見ると、周辺には広い田畑が残っていたことが分かる。




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