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ビニール鹿 愛され続けて60年、奈良土産の定番

 Uploaded by 朝日新聞社 ビニール鹿 愛され続けて60年、奈良土産の定番 (2018/07/25)

ビニール鹿 愛され続けて60年、奈良土産の定番

奈良市の土産物屋で、昔からよく見かける「ビニール鹿」。実は半世紀以上前から売られ続けている、奈良土産の定番商品です。国民的映画「男はつらいよ」シリーズ第1作にも登場しています。
 「正確にいつからかはわかりませんが、1957、58年ごろには作られ始めたようです」
 現在、ビニール鹿を土産物店に卸している唯一の会社で、観光土産品製造卸業「杉森物産」(奈良市)の杉森憲二社長は話す。
 もともと、大阪府池田市にあった会社が奈良市の土産物屋と一緒に考案したといい、当初は車輪はなく、茶色のみ。大きさも、現在(高さ約50センチ)より一回り小さかったようだ。
 しばらくして杉森物産が卸元を引き継ぎ、子どもが遊びやすいように車輪をつけたり、ひもを引っ張ったときに安定するよう大きくしたりと、試行錯誤を繰り返したという。他社も同じような商品をつくり、一時は茶色や緑などもあったが、「結局、売れ筋だった今の大きさの3色が残った」と杉森さん。
 最大のピンチは三十数年前。製造元が高齢のため廃業することになり、作り手がいなくなってしまった。貿易商から台湾の工場を紹介され、海外で製造するように(現在は中国で製造)。この会社が当時ディズニー商品を作っていたため、目が今のアニメのような形になり、現在に至るという。




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