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屋敷山古墳、憩いの場に歴史の香り 奈良

 Uploaded by 朝日新聞社 屋敷山古墳、憩いの場に歴史の香り 奈良 (2018/06/17)

屋敷山古墳、憩いの場に歴史の香り 奈良

水と緑に恵まれ、様々な文化施設が集まる奈良県葛城市の屋敷山公園は、憩いの場として親しまれている。園内にある小高い丘が、公園整備のきっかけになった屋敷山古墳(国史跡)だ。中近世に墳丘が削られ、形はかなり変わってしまったが、様々な名残を見ることができる。
 屋敷山古墳は5世紀中ごろの前方後円墳だ。まずは公園の正面入り口近くにある竪穴式(たてあなしき)石室の天井石を見に行った。発掘調査で見つかったもので、長さは約3メートル。長持形石棺の上に4枚並べられていたという。
 天井石や石棺は兵庫県高砂市の竜山石(たつやまいし)を使っている。当時、100キロ以上離れた場所から巨石を運ぶことができたのは、権力者に限られる。竜山石製の長持形石棺が「王者の棺」と呼ばれる理由だ。



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