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「ルーツのまち」香川県多度津町

 Uploaded by 朝日新聞社 「ルーツのまち」香川県多度津町 (2018/06/09)

「ルーツのまち」香川県多度津町

香川県多度津(たどつ)町は「ルーツのまち」だ。JR四国に少林寺拳法、B級グルメ「鍋ホルうどん」……。ここが発祥のものがたくさんある。古くは多度津藩の城下町や金比羅参詣船の玄関港としても栄えた。歴史ある町並みを歩き、発祥の地を訪ねた。
 まずは少林寺拳法のルーツを求め、金剛禅総本山少林寺へ。2人一組で、蹴りが決まるたびに専用の防具が「バチン!」と大きな音を立てる。想像以上に実戦的だ。
 少林寺拳法が生まれたのは1947年。中国で学んだ拳法をもとに、宗道臣(1911~80)が町内の自宅で創始した。時代は戦後の混乱期。人の心も荒れていた。「身を守る技を通じ、希望を抱いて生きられる強い身体と心を持った若者を育てたい」。繰り広げられる技の数々に、創始者の願いがこもる。
 続いて、多度津駅へ。「四国鉄道発祥之地」。ロータリーに、こんな銘板があった。私鉄の「讃岐鉄道」が1889年、多度津駅を起点に丸亀―琴平駅間で営業を始めたのが現在のJR四国のルーツだ。
 多度津港からフェリーで約1時間の佐柳(さなぎ)島は、猫の島として有名。猫がジャンプする瞬間をとらえる「飛び猫」の撮影スポットもあり、県内外から愛猫家たちが訪れる。周囲約7キロの小さな島でのんびり暮らす猫たちは人なつっこく、観光客の姿を見ると駆け寄ってくる猫も。島内にある二つの集落間は歩けば30分ほど。自動販売機はないため、暑さ対策の飲み物は持ち込んだほうがよい。




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