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反戦反核訴えた画家・詩人の四国五郎さんの常設ギャラリー、郷里に

 Uploaded by 朝日新聞社 反戦反核訴えた画家・詩人の四国五郎さんの常設ギャラリー、郷里に (2018/06/07)

反戦反核訴えた画家・詩人の四国五郎さんの常設ギャラリー、郷里に

絵画や詩で反戦・反核を訴え、原爆投下直後の広島を舞台にした絵本「おこりじぞう」の挿絵でも知られる四国五郎さん(1924~2014)の初の常設ギャラリーが6月9日、郷里の広島県三原市にオープンする。
 同県のほぼ中央に位置する小さな集落、椋梨(むくなし)地区。5年前に廃校となった旧椹梨小学校の二つの教室(計70平方メートル)に「四國五郎ギャラリー」は開設される。
 四国さんは椋梨で10歳まで過ごし、広島市に移った。幼い頃から絵の才能を発揮し、画家を志したが20歳で徴兵され陸軍へ。終戦と同時にシベリアに3年間抑留された。復員し、三つ下の弟の被爆死を知る。それが、戦争反対を訴える創作活動につながった。
 広島市役所で働きながら、原爆詩人・峠三吉らと交流を深めた。50年代初めの言論統制下には、峠の詩に絵をつけた「辻詩(つじし)」と呼ばれるポスターをゲリラ的に街に貼り出すなどして反戦を訴えた。原爆の残忍さを描いた「おこりじぞう」(文・山口勇子)は、世代を超えて読み継がれる彼の代表作の一つだ。
 ギャラリーは、まちづくりを進める地元のNPO法人「ふるさとくわなし」が企画。遺族が、広島市内のアトリエに眠る油絵や写真など約100点を無償で貸し出す。




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