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夢は東京五輪 プロ目指す高校生サーファー金沢呂偉さん

 Uploaded by 朝日新聞社 夢は東京五輪 プロ目指す高校生サーファー金沢呂偉さん (2018/06/06)

夢は東京五輪
プロ目指す高校生サーファー金沢呂偉さん

高知県東洋町の高校1年、金沢呂偉さんはプロサーファーを目指し、太平洋上での練習に励む日々を送っている。今年の日本サーフィン連盟(NSA)の強化指定選手に初めて選ばれ、伸び盛り。夢はでっかく2020年の東京五輪出場だ。
 20年ほど前、両親は大阪から全国屈指のサーフスポットとして知られる東洋町の生見海岸に移り住んだ。今はペンションを営んでいる父の直一さんは「プロサーファーになりたかった夢を息子に託したんです」と話す。
 土日は一日中、平日は朝と夕方、約3時間、波の上で練習する。現在は練習時間を確保するために、通信制高校で学んでいる。
 サーフィン検定1級の資格を持ち、オーストラリアや米国での海外遠征もこなす。身長164センチと小柄な金沢さんが次々と寄せる波を見極めて、167センチのサーフボードに立つ。「一度乗った波はもう二度と会えない。ひとつひとつの波との出会いが楽しい」と話す。
 5月26~27日、生見海岸で開かれたサーフィンの全国大会「四国の右下サーフィンゲームズ2018」(徳島県サーフィン連盟主催)では、U―18で優勝した。華麗な大技を連発し高得点につながったという。
 東京五輪ではサーフィンが正式種目になった。あと2年。金沢さんは「オリンピックの舞台で、波に乗るのが夢です」と目を輝かしている。




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