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生きていたホタル 九州北部豪雨、被災地に朗報 福岡・東峰村

 Uploaded by 朝日新聞社 生きていたホタル 九州北部豪雨、被災地に朗報 福岡・東峰村 (2018/05/30)

生きていたホタル 九州北部豪雨、被災地に朗報
 福岡・東峰村

昨年7月の九州北部豪雨で大きな被害を受けた福岡県東峰村の宝珠山川で、「壊滅状態」とみられていたホタルが少しずつ飛び交い始めた。被災前は乱舞が見られた名所。あきらめかけていた地元住民からは、喜びの声が上がっている。
 5月28日夜。宝珠山川沿いの棚田親水公園を訪れると、20匹ほどのホタルがぽつりぽつりと淡い光を点滅させていた。幼虫やエサのカワニナを放流してきた「宝珠山ほたるを育てる会」の田中康和会長は「川がこんなに荒れたのに生き残っているなんて」と驚いた。
 豪雨で川の護岸は崩れ、川や水路には土砂や流木が残っており、生育環境は厳しい。同会が6月2日に開く恒例の「宝珠山ほたる祭」のチラシには「現在ほたるは壊滅状態です」との文言を入れたほどだった。そんな中での主役の「復活」は、祭りを控えた住民にとって朗報だ。田中会長は「数で言えば、昨年までとは比べものにならない。でも、生き延びていた。それがうれしい」と話した。




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