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ウミガメを運搬「ヨイショ」 奮闘の「むろと廃校水族館」

 Uploaded by 朝日新聞社 ウミガメを運搬「ヨイショ」 奮闘の「むろと廃校水族館」 (2018/05/16)

ウミガメを運搬「ヨイショ」 奮闘の「むろと廃校水族館」

廃校になった小学校のプールで、20匹ほどのウミガメが気持ちよさそうに泳いでいる。4月に開館した「むろと廃校水族館」(室戸市室戸岬町)では、2人の女性職員が太平洋の定置網にかかったウミガメをプールに運び入れるのに奮闘中だ。
4月29日朝、室戸沖の椎名大敷組合の定置網に2匹のウミガメがかかった。重さは60~70キロほど。橋本健組合長が水族館に連絡すると、職員の田中優衣さんと一野愛美さんが軽トラックで漁港にやって来た。
腹を見せて脚をばたつかせるウミガメをロープを使ってひっくり返した。甲羅に無数のフジツボが付いている。「アカウミガメです」と田中さん。甲羅の長さを測ると76センチあった。個体識別のため、脚に識別情報をつけた黄色いタグを付けた。
 2人は「ヨイショ」とかけ声をかけ、ウミガメを軽トラまで運ぶ。だが少し進むとウミガメを地面に降ろす。「重たい」。ウミガメを何度か置き直し、荷台に載せた。「ケガをさせないように気をつけています」と一野さん。作業を見ていた地元の人から「がんばれ」と声がかかる。
 水族館に戻ると、ウミガメを25メートルの屋外プールに入れる作業が始まった。軽トラから降ろすのも重労働だ。ウミガメは必死に抵抗する。「ヨイショ」「もう少し」と声を出してやっとプールに放った。




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