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監督は全盲者、SF映画「ゴーストヴィジョン」どうやって制作?人気声優ら協力

 Uploaded by 朝日新聞社 監督は全盲者、SF映画「ゴーストヴィジョン」どうやって制作?人気声優ら協力 (2018/05/08)

監督は全盲者、SF映画「ゴーストヴィジョン」
どうやって制作?人気声優ら協力

生まれつき目の見えない男性が監督を務めた映画が完成した。東京都町田市の会社員、加藤秀幸さんのSFアクション作品「ゴーストヴィジョン」。制作過程を追ったドキュメンタリー作品「ナイトクルージング」の一部として5月20日、都内で支援者対象の上映会を開く。
映画は約12分。加藤さんを投影した全盲の主人公と、目が見える仲間の男性とのいわゆる「バディー・ムービー」だ。信頼はしているけれども、見える者と見えない者との間に存在する「狭間=ゴースト」を、ストーリーの中で浮かび上がらせる内容となっている。
 「ナイトクルージング」では、加藤さんと目の見えるスタッフとの間の「ゴースト」を克服するための取り組みが描かれる。ストーリーを説明する「絵コンテ」の代わりに「サウンドコンテ」を作ったり、登場人物と場所の位置関係を示すために組み立て玩具のブロックを使ったり。
 加藤さんは自分のいる場所の位置関係を把握するのに、指を鳴らした反響音を利用する。作品中、人気ゲーム「ファイナル・ファンタジー15」(スクウェア・エニックス)の人工知能(AI)開発を担当した三宅陽一郎さんが登場し、AIの空間認識手法と加藤さんのそれが似ていることを知る様子なども描かれる。
 「ゴーストヴィジョン」は、友人の映画監督の佐々木誠さんやプロデューサーの田中みゆきさんらのサポートを受けて作った。佐々木さんは「ナイトクルージング」の監督を務めた。
 加藤さんは佐々木さん、田中さんとの信頼関係に触れつつ、「手伝ってくれる人がいれば、映画を全盲でも作れますよ、という証明になったんじゃないかな」と話す。




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