開創から１３００年の大山寺 鳥取県大山町

Uploaded by 朝日新聞社　開創から１３００年の大山寺　鳥取県大山町 (2018/03/26)

開創から１３００年の大山寺　鳥取県大山町

場所によって富士山のように見られることから「伯耆富士」とも呼ばれる中国地方最高峰・大山（１７２９メートル）。その中腹にある大山寺（鳥取県大山町）は今年、開創から１３００年の特別な年を迎えた。 大山寺は地蔵菩薩を本尊とする天台宗別格本山で、比叡山延暦寺や高野山金剛峯寺と並ぶ山岳仏教の修行道場の大寺だった。寺伝では奈良時代の７１８年、出雲地方の猟師の依道、金蓮上人が大山まで追いかけた金色のオオカミを弓で射止めようとした際、地蔵菩薩が現れて改心して悟り、寺を建立したとされる。このことから山岳信仰の山・大山の下で開創して今年が１３００年になるという。