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事故現場を再現、3Dスキャナー活用 拳銃の弾道捜査も

Uploaded by 朝日新聞社 事故現場を再現、3Dスキャナー活用 拳銃の弾道捜査も (2018/03/24)

事故現場を再現、3Dスキャナー活用
拳銃の弾道捜査も

交通事故現場の道路形状などの情報を取り込み、パソコン画面上で立体的に再現できる「3Dレーザースキャナー」の捜査現場への導入が進んでいる。
3Dスキャナーは目に見えないレーザーをレンズから照射し、短時間で現場を立体的に再現できる技術。パソコン画面をスクロールすると、様々な角度から現場を見ることができる。
 警察に納入している測量機器メーカー「ライカジオシステムズ」(東京都港区)によると、元々は配管が複雑に張り巡らされた大規模な工場の図面作製などに利用されてきた。近年、遺跡や文化財、災害地の地形の変化を再現することにも使われる。海外では、拳銃の弾道の捜査や鉄道事故の現場でも活用されているという。
 府警は5年契約(約2千万円)でドイツのZ+F社製1台をリースし、運用を始めた。これまでは、捜査車両の上部に設置した専用のステレオカメラを使うなどして事故現場の状況を再現していたが、通行止めや車線規制が必要だった。また、3Dスキャナーを使うことで、5人ほど必要だった作業が2人でできるようになった。
 将来的には、現場の立体図に事故車のデータを取り込み、事故状況を忠実に再現できるようになる見込みだ。府警交通捜査課の桂木一幸調査官は「今後捜査のために交通規制をする必要がほとんどなくなるので、市民に迷惑をかけることが少なくなる」と期待する。




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