女性庭師の夢とともに２万本のチューリップ満開 高知 モネの庭

Uploaded by 朝日新聞社　女性庭師の夢とともに２万本のチューリップ満開　高知　モネの庭 (2018/03/12)

女性庭師の夢とともに２万本のチューリップ満開
高知　モネの庭

高知県北川村のモネの庭マルモッタンで、約２万本のチューリップが満開だ。一人前の庭師を目指す女性が、仲間とともに、色とりどりのチューリップが波打つ丘を作り上げた。 町田結香さん。島根大学で植物病理学を専攻。庭師として花の職場で働きたいと２０１６年４月、モネの庭に入社した。フランスの芸術文化勲章を受章した庭師の川上裕さんの指導で、花づくりや庭園造りの基本を学んでいる。 　昨年１１月、川上さんから「２万本のチューリップを咲かせよう」と告げられた。メタセコイアの丘は芝生で覆われていた。庭師の同僚らと耕した。球根は富山県砺波市から取り寄せ、配置を考えた。スタッフ９人で約１週間で２万個の球根をひとつずつ植えた。チューリップには敵がいた。球根を食べるネズミと茎や花を食べる野ウサギだ。毎日夕方には、チューリップの丘を大きな網で覆う作業を続けた。 　モネの庭では、３月３１日と４月１日にチューリップ祭を開催する。