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view 潮と砂が織りなす造形美 兵庫県たつの市 新舞子浜

 Uploaded by SankeiNews view 潮と砂が織りなす造形美 兵庫県たつの市 新舞子浜 (2017/12/30)

view 潮と砂が織りなす造形美
兵庫県たつの市 新舞子浜

干潮時刻を迎えた干潟に潮だまりが現れる。東の空が次第に明るくなると、朝の光が照らし出され、水面が輝きはじめる。
 春は潮干狩り、夏は海水浴客でにぎわう兵庫県たつの市の新舞子浜。遠浅の砂浜が東西約1キロにわたって広がる。
 11月から2月にかけて、日の出と干潮時刻が重なる日に、引き潮が砂浜に造りあげた独特な模様をみることができる。
 しかし近年、干潟消滅の危惧があった。干潟の砂が新舞子浜の東側に流され、西側の浜がやせてしまう現象が発生。そのため、平成24年と26年に堆積した東側の砂を再び元に戻す浚渫工事が行われた。
 干潟を見下ろす絶好の撮影場所となっている「ホテルシーショア・リゾート」の支配人、岡田一彦さん(63)は「砂を戻すことで以前のように干潟に模様ができるか心配でした」と当時を振り返る。しかし、その不安も取り越し苦労に終わり、現在も干潟は潮だまりを形成し、美しい姿を見せている。
 写真家の大西艸人さん(80)は学生時代、教科書に掲載された新舞子浜の写真に魅せられ長年干潟を撮影し続けている。「朝日が差し込む角度や流れる雲などで色はめまぐるしく変化する。同じ色は二度と見られない」とその被写体としての魅力を話す。
 朝日が昇るにつれて青から紫、赤、そして金、銀へとグラデーションを奏でるように刻々と色合いが変化していく新舞子浜。
 平成30年、初日の出との共演こそないが、天気に恵まれれば1月3日にも自然が織りなす美しい景色で魅了してくれるはずだ。 (写真報道局 大西正純)




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