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view 「光のハート」 地震から復旧 熊本・美里町の二股橋

 Uploaded by SankeiNews view 「光のハート」 地震から復旧 熊本・美里町の二股橋 (2017/11/18) 

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地震から復旧 熊本・美里町の二股橋

アーチに陽光が差し込むと、川面に映る影がハート形を浮かび上がらせた。熊本県美里町にある2本の石橋からなる二俣(ふたまた)橋は「恋人の聖地」としてカップルに人気がある。
 川の合流地点にあり、二つの橋がL字型に連なる。約190年前の江戸末期に造られ、二俣福良渡(ふくらわたし)(27m)と二俣渡(28m)という双子の橋。壁石はごつごつと素朴な印象だ。
 光のハートが楽しめるのは、太陽の角度が低い10月から2月までの5カ月間。正午ごろまでの約30分間だけという。
 ハート形が世に出るきっかけは偶然の産物だった。平成19年の豪雨で崩れた二俣渡の修復と護岸工事の後、「ふたまたなのにハートが見える」とSNSで話題になった。23年には静岡市のNPO法人が「恋人の聖地」に認定。カップルや写真愛好家が年間約千人も訪れる名所になった。
 しかし、昨年4月の熊本地震で二俣福良渡の壁石が崩落。ハートを形作る二俣渡は無事だったが、人気の光景を見られない状況が続いた。二俣福良渡は今年1月から石を積み直して10月末に修復が完了、同時に「光のハート」も復活した。

 京都府長岡京市から新婚旅行で訪れた夫婦は「いい時期に来ることができて幸運です。年賀状に使えるかもね」とハートの形を背景に笑顔で記念写真を撮っていた。
 地震から復旧した歴史ある石橋の上で、光が生み出す柔らかなハート形を眺めると、穏やかな気持ちになった。(写真報道局 桐山弘太)




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