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view 宮地嶽神社 玄界灘に続く「光の道」

 Uploaded by SankeiNews view 宮地嶽神社 玄界灘に続く「光の道」 (2017/10/21) 

view 宮地嶽神社 玄界灘に続く「光の道」

神社本殿に向かう急な階段を上り切り、振り返ると、海に真っすぐな道が延びていた。太陽が延長線上にくると、長い参道がくっきりと浮き上がった。
福岡県福津市の宮地嶽(みやじだけ)神社は約1700年前に創建され、開運と商売繁盛で信仰を集めている。全国に鎮座する宮地嶽神社の総本宮で、今年の正月三が日には約150万人が初詣に訪れた。
この神社から海に続く道は、地元で知る人ぞ知る風景だった。それが十数年前、参道の階段横に並ぶ木の枝を剪定(せんてい)すると、約2㌔先の宮地浜海水浴場までの直線がきれいに開けた。そして昨年冬、人気グループ嵐のメンバーを起用した航空会社のCMで「光の道」として取り上げられ一気に注目された。全国から参拝者が訪れるようになり、夕刻に集まる見物人も増えたという。
この絶景が見られるのは、毎年2月と10月のそれぞれ数日間だけ。参道の先に浮かぶ相島(あいのしま)後方に太陽が沈む時期の晴天が条件だ。直線すべてが照らされるのは数分間だけ。
宗像市の写真愛好家の男性(43)は「最近は晴れてもすっきり道が浮き上がって見えることが少ない気がします」と話す。簡単に見ることができる風景ではない。
「光の道」を計算して神社が設計されたのか記録はないというが、照らし出された道は玄界灘へ真っすぐ延びていた。自然の神秘と歴史の深い物語を感じる瞬間となった。
(写真報道局 桐山弘太)




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