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幻の名刀「薬研藤四郎」現代に蘇る

 Uploaded by ANNnewsCH 幻の名刀「薬研藤四郎」現代に蘇る (17/07/28)

幻の名刀「薬研藤四郎」現代に蘇る

本能寺の変で織田信長とともに焼失したなどと伝えられている幻の名刀「薬研藤四郎」(やげんとうしろう)が現代に蘇り、刀剣ファンや歴史マニアの間で話題になっている。
 名刀を復活させたのは刀鍛冶の水木良光さん(34)。昨年の冬に「薬研藤四郎を現代に蘇らせてほしい」と依頼が来たのがきっかけだった。
 水木さんは刀匠の名門である吉原一門に師事。米メトロポリタン美術館に作品が展示されるなど海外でも評価が高い東京都無形文化財保持者の吉原義人(よしんど)、葛飾区指定無形文化財の吉原義一(よしかず)の両氏から指導を受けた。
 名刀「薬研藤四郎」は鎌倉時代に山城(京都)で粟田口吉光(あわたぐちよしみつ)=通称・藤四郎=によってつくられた短刀で、長さは八寸三分(約25センチ)。最初の持ち主は諸説あるが、室町時代の守護大名・畠山政長との説が有力だ。
 政長が戦に負けて切腹しようとしたときにどうしても腹に刺さらず、思わず投げ出したところ近くにあった薬研(中に薬種を入れ、細かくひくための器)を深々と貫いたところからその名がついたと思われている。
 「切れ味は鋭いが主君を傷つけない主君思いの刀」と評判になり、足利将軍家を初め、松永弾正や織田信長といった武将が所有した。信長とともに本能寺で焼け落ちたとも、信長の後は豊臣秀吉が所持したとも言われているが、現代にいたるまで確かな消息はわかっていない。




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