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view 埼玉県秩父市 街明かりに染まる雲海

 Uploaded by SankeiNews view 埼玉県秩父市 街明かりに染まる雲海 (2017/7/8)

view 埼玉県秩父市 街明かりに染まる雲海

前日の雨が地面に残る、明け方の午前3時頃。見下ろした秩父市街の輝く夜景に、うっすらと雲がかかり始める。
 セメント工場に雲が届くと、煙突の煙と重なって幻想的な光景に変わった。まるで煙突から雲海を製造している工場のように見えた。
 埼玉県秩父市は昨年、秩父夜祭が「山・鉾・屋台行事」の一つとしてユネスコ無形文化遺産に登録され、話題となった。雲海も新たな観光資源として、若者らに注目されている。
 同市の大学4年生、田中健太さん(21)は3年前にその存在を知ってから、発生メカニズムや関連情報をSNSを通して発信している。市や地元のホテルに雲海の美しさを説明する機会もあった。
 「自宅から10分の場所でこんな絶景が見られるのかと驚いた。雲海といえば飛行機や高い山の上から見るイメージ。山に囲まれた市街地で、手軽に見られる雲海が認知されていないのはもったいない」と話す。
 一方で西武鉄道は2年前から雲海を見に行くツアーを実施。深夜発の列車に乗り星空を鑑賞し、三峯神社で日の出とともに雲海を見る企画だ。必ず見られるものではないが、毎回200人以上が参加する人気のコースになっている。
 秩父市街の北に位置する、標高600㍍弱ある美の山公園の展望台に三脚を構えた。雲海を待って3時間。梅雨入り前の季節だったが、身体はすっかり冷えていた。工場の周辺に雲海が現れると、周りのカメラマンも一斉にシャッターを切る。景色の 美しさに、深いため息も聞こえた。 (写真報道局 宮崎瑞穂)






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