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自動でニュキニョキ 通学路で子供たちを守る「ライジングボラード」新潟で全国初の試み

 Uploaded by SankeiNews 自動でニュキニョキ 通学路で子供たちを守る「ライジングボラード」新潟で全国初の試み (2017/04/10)

自動でニュキニョキ 通学路で子供たちを守る
「ライジングボラード」新潟で全国初の試み

新潟市中央区栄町の通学路で今月上旬から、自動で昇降する車止めのポール「ライジングボラード」の試験運用が始まった。主に新潟市立日和山小学校(児童数346人)などが使う市道で、児童たちは10日の初登校から利用を始めた。日和山小は稲荷町から1日に移転し、これに伴って増える通学生の安全確保が喫緊の課題となっていた。1年にわたる運用で車止めの導入効果を検証する計画だ。
 ライジングボラードは、市道「日和山山田町線1号」のうち、細い一方通行区間「栄町銀座」の入り口の中央に設置し、3日に運用に乗り出した。
 直径約8センチ、高さ約70センチあるオレンジ色のゴム製ポール。倒されても元の状態にすぐに復元する。両脇側は固定式ボラードが置かれる。整備費は約500万円。
 登校を始める平日午前7時半になると、道路中央のライジングボラードが自動的に上昇し、自動車や原付き自転車の進入が規制される8時15分までの間、車の進入を抑制する。道路の両脇には、固定式の車止めが3本ある。
 日和山小は旧栄小の跡地で改・新築した新校舎に1日に移転し、10日に始業式を実施。出頭久美子教頭は「子供たちが安全に登校初日を迎え、いいスタートを切れた。ライジングボラードがあれば安心感が増す」と、児童の安全性を高める効果に期待を示した。
 新潟市は昨年夏から日和山小や国際交通安全学会、県警、埼玉大のほか、栄町銀座を利用する市立新潟柳都中も巻き込み、通学路の安全対策を協議してきた。
 現地を訪れた埼玉大大学院の久保田尚教授は、取材に応じ「交通規制で車の進入やスピードを取り締まるのは難しい。ライジングボラードは規制の実効性を担保する手段とすべきだ」と強調。新潟市の試みが「日本の通学路対策の模範になればいい」とも話した。





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